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新型インフルエンザの予防

新型インフルエンザの予防

インフルエンザ本格流行の季節。今年は、「新型インフルエンザ」と「季節性インフルエンザ」が入り乱れて余計にややこしい。

　基本的な予防法は新型も季節性も同じ。とりあえず奨励されているのが「石鹸でよく手を洗いましょう」ということだけれど、メーカーはここぞとばかり、「除菌」「殺菌」などの効果をうたった製品を次々に発売している。

でも実際のところ、それぞれどんな効果があるのかないのか、それでウイルスは退治できるのか…

どうも一般人にはわかりにくい。掲示板にもこんな質問が寄せられていました。

「殺菌消毒除菌の言葉の違い」

「新型インフルエンザウイルスに対しての消毒薬の効果は？」

「殺菌と除菌の違いはなんですか？」

「除菌という言葉は、殺菌・消毒・滅菌という言葉とどのように違うのでしょうか」

看護学や生物学を学んだという回答者によると、

「薬事法上『殺菌』『消毒』の使用が認められているのは『医薬品』と『医薬部外品』だけですので、食器洗い洗剤などには使えず『除菌』と表現されているのです」

「滅菌は、全ての生物を除去ではなくて殺すことです。殺菌は、（目的に応じて必要なレベルまで）多くの菌を殺すことです。除菌は、殺しても殺さなくても菌が減ることです。ただの水あらいでも菌数を減らす＝除菌は可能」

とのこと。

こうした用語の業界定義は経済産業省のホームページにも載っています。

一部を引用すると、消毒とは「微生物のうち、病原性のあるものをすべて殺滅・除去してしまうこと」、殺菌とは「微生物を死滅させること」、除菌とは「ある物質または限られた空間より微生物を除去すること」とある。

このほか「抗菌」をうたった商品も文具から家庭用品まで各種氾濫しているが、その定義は「細菌の増殖を抑制する」ということらしい。

「抗菌剤は洗剤とは異なり汚れは落としません。抗菌商品だからといって日常の手入れを怠るとかえって不潔になります」と釘を刺している消費者団体もある。

JRの駅には「抗菌エスカレーター」なんていうのも存在するが、やっぱり触ったあとは手を洗った方がよさそう。

と言ったものの、じゃあ手洗いにはどんな効果があるの？

という疑問がわく。

除菌関連商品をたくさん出している花王のホームページには、ノロウイルス関連ではあるけれど、こんな説明があった。

「石けんやハンドソープ自体にはノロウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります」

インフルエンザをめぐっては、いろんな情報やいろんな製品が氾濫していて簡単に惑わされる。

やみくもに不安がる前に、まずはちゃんとした知識を身につけるのが先決かも。

テーマ:みんなに紹介したいこと - ジャンル:ブログ

【2009/11/08 16:58】 | 話題 | TRACKBACK(0) | COMMENT(4) |

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この記事に対するコメント

こんばんちゃぁ～
お久しぶりです。
今年は病弱で体がガタガタになってるタケドラです。
１１月乗り切れば時間に余裕が出てくるのでまた訪問させてもらいます。
合格する確立が０に近い資格に向かって頑張ってま～す。

【2009/11/08 22:54】 URL | タケドラ #- [ 編集]

http://shizenkaragenki.hamazo.tv/
確かに！　殺菌・滅菌・除菌
どれがいいのか分からず、取りあえず使っている方って多いと思います。
商品の特性を理解し、、自己防衛をきちんと続けることが大切ですね。

【2009/11/08 23:34】 URL | サプリメント管理士 #hxjklqKc [ 編集]

タケドラさん
なせば成る！ですから　がんばって下さい。
エイエイオ！（笑顔）

【2009/11/11 20:24】 URL | まーちんです #- [ 編集]

サプリメント管理士さん
意外と高齢の人には免疫があるそうです。
ソ連型インフルエンザの変質かもしれませんね
予防大事ですよね。

【2009/11/11 20:27】 URL | まーちんです #- [ 編集]

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